IOC会長“予定通り東京五輪開催の意向”
新型コロナウイルスの感染が国内で相次ぐ中、東京オリンピックについて、IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長は25日、予定通り開催したい意向を示した。
バッハ会長「7月末、東京で五輪が行われることを本当に楽しみにしている」
IOCのバッハ会長は25日、新型コロナウイルスの感染拡大について、「非常に真剣にとらえ、連帯して問題に取り組んでいる」と述べた上で、東京オリンピックを予定通り開催したい意向を示した。その上で、バッハ会長は、中国または中国の選手が入国制限を受ける可能性のある国での予選の取り扱いをどうするかなどの課題を挙げた。
一方、IOC委員の1人が、大会の開催是非の判断の期限は5月下旬と発言したことについて、IOCは26日、「東京オリンピックの準備を計画どおり進める。感染症対策は、安全な大会を開催する上で重要であり、全ての関連機関と連携してあらゆる対策を検討する」との声明を発表している。