WHO判断引き上げ 危険性「非常に高い」
WHO(=世界保健機関)は28日、新型コロナウイルスについて、世界的な危険性の評価をこれまでの「高い」から「非常に高い」に引き上げた。
28日の会見でWHOのテドロス事務局長は、イタリアやイランから広がったとみられる新型コロナウイルスに感染した人や国が急速に増え続けている状況について、「明らかに懸念される」と述べた。
その上で、新型コロナウイルスの世界的な危険性の評価をこれまでの「高い」から「非常に高い」に引き上げたと発表した。これは危険性の評価としては最も高いレベルだという。
一方でテドロス氏は、ほとんどのケースで、感染者が接触した人や集団は特定できるとし、感染ルートを遮断するために強力な措置を講じればウイルスを封じ込める機会はまだ残されていると述べ、各国に行動を呼びかけた。