豪中国防相が会談 豪メディア「2年間の外交凍結が終わった」
関係が悪化していたオーストラリアと中国の国防相が12日、訪問先のシンガポールで会談しました。オーストラリアメディアは「2年間の外交凍結が終わった」と伝えています。
オーストラリアと中国の関係は、新型コロナウイルスの発生源をめぐり、オーストラリアが中国での国際調査を求めたことをきっかけに悪化していました。
こうした中、シンガポールで開かれた「アジア安全保障会議」の場で、オーストラリアのマールス国防相が、中国の魏鳳和国防相と会談しました。
オーストラリアメディアは、閣僚級の接触は約2年半ぶりとし、「外交凍結を正式に終わらせた」と報じています。
会談でマールス国防相は、中国の南シナ海進出について多くの懸念を伝えたということですが、会談自体は「重要な一歩になった」と評価しました。