新型コロナウイルスの影響が懸念されている東京オリンピックをめぐり、アメリカの有力紙が１９日、ＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）のバッハ会長が「違うシナリオも検討している」と述べたと報じた。

１９日にニューヨークタイムズのインタビューに応じたＩＯＣのバッハ会長は、「大会の成功に向けて取り組む」と述べ、予定通りの開催を目指す考えを示した上で、「もちろん違うシナリオも検討している」と述べたという。

同じインタビューの中で「大会の中止は議題にない」と述べていることから、違うシナリオとは「延期」を示唆した可能性もある。

一方、何らかの決断をするには時期尚早として、感染拡大の推移などを見守る姿勢を示している。