タイ政府は5日、ミャンマーにある中国系犯罪組織に外国人が監禁されている問題を受け、拠点があるとされる地域への電力の供給を停止しました。

地元メディアによりますと、タイ政府は5日朝、ミャンマー国境付近の中国系犯罪組織の拠点があるとみられる地域に対し、電力やインターネットの通信サービス、燃料の供給を停止しました。

対象の地域では外国人が犯罪組織に監禁され、特殊詐欺などに加担させられているとみられていて、タイ政府は国家安全保障の脅威となっている特殊詐欺グループを撲滅させるための措置だとしています。

タイで被害者支援を行う市民グループの最新の調査では、23か国、およそ6500人の外国人が拠点に監禁され、その中には日本人26人が含まれている可能性があるということです。