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米国“外出制限の長期化に不満”抗議デモ

2020年4月20日 10:33

世界で最も多くの感染者が確認されているアメリカで、外出制限の長期化に不満を持つ人々などによる抗議デモが相次いでいます。

カリフォルニア州南部のサンディエゴでは、19日にかけて閉鎖中のビーチの利用や仕事の再開を求める人々による抗議デモが相次ぎました。参加者らの多くはマスクをつけず、「この措置は、市民の保護ではなく虐待だ」などと訴えました。

こうした動きは、トランプ大統領が経済活動の再開に向けた指針を示した直後から、外出制限の長期化に不満を持つ人々や一部の大統領支持者の間で活発化しています。

ジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、全米の感染者は75万人以上と依然として増加傾向で、死者も4万人を超えています。

カリフォルニア州などの知事は「経済活動再開の判断は、まだ先」との姿勢ですが、テキサス州では、20日から、マスク着用などの条件付きで公園の利用を再開させるなど制限の緩和を進める方針で、州の対応にばらつきが出始めています。