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ロシア側、ドネツク州の拠点リマンから撤退 “ウクライナ側に包囲される”

2022年10月2日 0:46
ロシア側、ドネツク州の拠点リマンから撤退 “ウクライナ側に包囲される”

ロシアのプーチン大統領がウクライナの4つの州の併合を一方的に宣言する中、ロシア国防省は拠点とする東部ドネツク州の街からの撤退を発表しました。

ウクライナ大統領府長官が、1日に、自身のテレグラムに投稿した映像について、ドネツク州でロシア軍が拠点としてきたリマン近郊で、ウクライナ兵が国旗を掲げる様子だとしています。

こうした中、ロシア国防省は1日、ウクライナ側に包囲されるとして、リマンから撤退したと発表しました。

ロイター通信によりますと、リマンはドネツク州におけるロシア軍の後方支援や輸送の拠点で、ウクライナ側が奪還に成功すれば、先月、北東部ハルキウで電撃的に反転攻勢に出て以来の大きな成果になりうるとみられています。

一方、ウクライナの原子力企業『エネルゴアトム』は1日、ザポリージャ原発の所長がロシア側に拘束されたと明らかにしました。ロイター通信によりますと、IAEA(=国際原子力機関)がロシア側に情報提供を求めていますが、所長の安否はわかっていないということです。