台湾人出国のため…JALが露から臨時便
新型コロナウイルスの感染が拡大しているロシアから出国できなくなっている台湾の人たちなどのため、日本の航空会社が、モスクワから臨時便を飛ばしました。
臨時便を運航する日本航空によりますと、今月上旬、台湾側から「帰れない市民が多くいて困っている」と相談があったことから、日露両政府や、航空当局などと調整を行い、運航を決めたということです。
台湾人「4月末から臨時便を待っていた。だから、ようやく(台湾に)帰れるのでうれしい」
台湾人「今回の臨時便は、日台友好によって設定されたこととして記憶に残ると思います」
臨時便には、台湾人の学生ら96人と、日本の人たちが乗り込みました。
台湾駐ロシア代表処・耿中庸代表「本当にこれは容易な仕事・任務ではないと思います」
菅官房長官「日本・ロシア・台湾、3者間の連携協力の一つの良い例になったと思う」
臨時便は成田空港に到着していて、台湾の人たちは台北行きに乗り換えまもなく出発する予定です。