イスラエル警官 障害持つパレスチナ人射殺
中東エルサレムでイスラエルの警察官が障害を抱えるパレスチナ人男性を射殺する事件が起きました。警察当局は男性が武器を持っているように見えたと主張しています。
地元メディアによりますと30日、イスラエルの警察官が拳銃に似た「不審物」を持っているとしてパレスチナ人男性に止まるよう指示しました。しかし、歩き続けたため発砲し、男性は死亡したということです。
警察によると現場で拳銃などは見つかりませんでした。男性は自閉症を抱えていたということです。
現地では、前の日にはテロ行為を疑われたパレスチナ人男性がイスラエルの治安部隊に射殺される事件が起きたばかりでした。
パレスチナの国際的な代表機関であるPLO(=パレスチナ解放機構)は「イスラエルはパレスチナの民間人に対する犯罪をエスカレートさせている」などと厳しく非難しています。