警察官の“首絞め行為禁止”NYで州法成立
全米で警察改革を求める声が高まる中、ニューヨーク州で警察官による首絞め行為を禁止することなどを定めた州法が成立しました。
ニューヨークのクオモ州知事は12日、警察官が容疑者を拘束する際に首を絞める行為を禁じるなどの警察改革法案に署名し、新しい州法が成立しました。警察改革法ではこのほか、警察官の過去の懲戒記録を開示することや、警察官が一般人を死亡させた場合、州の司法長官が独立した捜査を行うことなどが定められています。
また、クオモ知事は州内のすべての警察に対し、来年4月までに改革計画を提出するよう求め、提出しない場合は予算を執行しないとする行政命令を出しました。クオモ知事は「ニューヨークが手本を示し、国が何をするべきかを示す」と述べ、改革を主導する考えを示しています。
一方、トランプ大統領は12日に放送されたFOXニュースのインタビューで、この首を絞める行為について、「一般的に言えば終わりにすべきだ」と述べ、禁じる動きを支持する意向を表明しました。一方で、相手と1対1になった場合など、やむを得ない状況もあるとの認識も示しています。