米司法長官 銃乱射捜査でアップル協力せず
アメリカのバー司法長官は18日、去年12月に南部フロリダ州の海軍基地で起きた銃乱射事件の捜査過程で、IT大手・アップルが携帯電話のロック解除に協力しなかったと批判しました。
バー司法長官はこの日の会見で、銃乱射事件の実行犯が、中東のイエメンを拠点とするテロ組織「アラビア半島のアルカイダ」とつながりを持っていたと発表しました。この捜査の過程で、アップルが実行犯の携帯電話のロック解除に協力しなかったと批判しました。
バー司法長官「問題は携帯電話がロックされており、FBIはパスワードがわからなかった。アップル社に協力を求めたが、協力は得られなかった」
バー司法長官は、「アップル社の判断は、公共の安全に危険な結果をもたらしかねず、受け入れられない」としています。
一方で、アップル社は、「顧客のパスコードは保存していない」などとして、ロック解除には応じられないと正当性を主張しました。