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警察改革求め…アトランタ市長が行政命令

2020年6月16日 10:31

全米で警察への不信が強まる中、黒人男性が警察官に撃たれて死亡する事件があったジョージア州アトランタでは市長が警察に即時の改革を求める行政命令を出しました。

ジョージア州アトランタでは12日、27歳の黒人男性が警察官に身柄を拘束された際に激しく抵抗して逃走し、警察官に銃で撃たれて死亡しました。

事件を受けて、アトランタの市長は15日、警察に対し、警察官が容疑者に対し実力行使に踏み切る場合の基準を改革するよう求める行政命令を出しました。また、実力行使の前に容疑者を落ち着かせる手段を講じなければならないと強調しました。

一方、警察官の不適切な行為が問題になっているニューヨーク市警も15日、暴力や銃犯罪に対応する私服警察官の部隊を解体すると発表しました。

この部隊は、攻撃的な警察の象徴と批判されることもあり、所属する600人の警察官はほかの部署に配置転換されるということです。

議会で警察改革法案をめぐる与野党の調整が続く中、トランプ大統領は、16日に警察改革に関する大統領令に署名すると明らかにしました。また、ジョージア州の射殺事件については「とても困惑している」「あすもう少し話せる」などと述べました。