米黒人男性死亡うけ野党が警察改革法案公表
アメリカで黒人男性が白人警察官から首を押さえつけられ死亡した事件を受け、野党・民主党は8日、警察改革の法案をまとめ、公表しました。
野党・民主党の議員らは、法案の公表に先立ち、亡くなったジョージ・フロイドさんを追悼するため、議事堂内で片膝をつき、フロイドさんが押さえつけられた8分46秒間、黙とうをささげました。
この日公表された改革法案では、警察官の起訴の要件を緩和し、起訴しやすくすることや、警察官による首を絞める行為の禁止、ボディーカメラの着用義務などが盛り込まれています。
また、民主党の大統領候補に内定しているバイデン前副大統領は8日、フロイドさんの遺族に面会しました。黒人有権者から根強い支持を得ているバイデン氏は、面会を通じて、黒人有権者に寄り添う姿勢を示した形です。
一方、トランプ大統領は8日、一部で警察予算の停止を求める声が出ていることについて、「停止はない」と明言しました。
トランプ大統領「警察予算の停止はなく警察の解体もない。警察官の99%は素晴らしい人材で偉大な仕事をしている」
大統領選挙をめぐっては、CNNによる最新の世論調査で、バイデン候補が14ポイントリードとその差を広げています。