米大統領選バイデン氏が激戦州で大幅リード
ことし秋のアメリカ大統領選挙に向けた最新の世論調査が発表され、勝敗を分けるとされる激戦州でバイデン前副大統領がトランプ大統領を軒並み10ポイント以上リードする結果が出ました。
ニューヨークタイムズなどが行った最新の世論調査によりますと、野党・民主党候補に内定しているバイデン氏が激戦州とされる6州すべてで大幅にリードしています。
中西部のミシガン州とウィスコンシン州では11ポイント、東部ペンシルベニア州では、10ポイントとトランプ大統領に二桁の差をつけています。これらの激戦州は、前回の大統領選挙で、トランプ大統領が僅差で制して勝利を決定づけた州で、両陣営は特に力を入れています。
バイデン氏は25日も演説で、大統領の新型コロナウイルスなどへの対応を強く批判しました。
バイデン候補「トランプ大統領はこの危機の最も基本的な要因を理解していない」
世論調査ではトランプ大統領の現段階の劣勢が鮮明になった形ですが、4年前の選挙では同じ時期に相手のクリントン候補から10ポイント以上の差をつけられながらも、その後、逆転しています。
今後も新型ウイルスや経済の状況次第で、情勢はなお流動的といえそうです。