金正恩委員長が軍幹部らに拳銃授与
北朝鮮の国営メディアは、金正恩委員長が朝鮮戦争の休戦協定締結67周年にあたり、軍幹部らに拳銃を授与したと伝えました。
朝鮮中央テレビなどによりますと、金委員長は26日、軍の幹部らに、自らの名前入りの拳銃「白頭山」を授与し、激励したということです。
新型コロナウイルスの感染が疑われる事例が議論された党の緊急会議に続き、金委員長の活動が報じられるのは2日連続です。
一方、不法に北朝鮮に戻ったとみられる、感染が疑われる脱北者について、韓国軍は27日、南北軍事境界線近くの江華島で、この脱北者のカバンが捨てられているのが見つかったと明らかにしました。
排水路を通じて、泳いで北朝鮮側に向かったとみられ、軍などの警備体制の不備を指摘する声も出ています。
また、韓国メディアは「韓国から来た脱北者が感染をまき散らしたと責任を転嫁し、国際社会と韓国から支援を受けたい意図がある」との見方を伝えています。