金正恩委員長“戦争抑止力強化”会議を指導
北朝鮮の国営メディアは、金正恩委員長出席のもと、軍事部門の重要な会議が18日に開かれ、「戦争抑止力をより一層強化するための核心的な問題」が話し合われたと伝えました。
朝鮮中央テレビは、金委員長が18日、朝鮮労働党の中央軍事委員会の拡大会議を指導したと、映像とともに伝えました。
続けて開かれた非公開会議では、「戦争抑止力をより一層強化するための核心的な問題」が話し合われ、「重要な軍需生産計画の指標」を承認したとしています。
非核化とその見返りをめぐり、アメリカとの交渉のこう着が長引く中、軍事力を引き続き強化する姿勢を示すことで、トランプ政権をけん制した形です。
一方、18日の会議で、いったん「保留」としている韓国への軍事行動計画について話し合われたかどうかには、言及がありませんでした。北朝鮮担当ラインの刷新を図る文在寅政権の出方を見極める考えがあるとみられます。