金委員長“核戦争抑止力を強化”新たな方針
北朝鮮の国営メディアは、金正恩委員長出席のもと、軍事部門の重要な会議が開かれ、「核戦争抑止力を強化するための新たな方針が示された」と伝えました。
朝鮮中央テレビは、金委員長が出席した朝鮮労働党中央軍事委員会の拡大会議の様子を、映像とともに伝えました。
会議では、「核戦争抑止力をより一層強化するための新たな方針が示された」ほか、「砲兵の火力打撃能力を決定的に高める重大な措置が講じられた」ということです。
非核化をめぐるアメリカとの交渉停滞が長引く中、核・ミサイル開発を進める姿勢を強調した形で、今後、さらなる弾道ミサイルの発射などに踏み切る可能性もあります。
金委員長の活動が伝えられるのは、「健康不安説」に対して健在ぶりを示した今月2日以来、22日ぶりです。
また、会議場の中では、出席者全員がマスクをしておらず、新型コロナウイルスの流入防止に成功しているとアピールする狙いもありそうです。