金委員長15日ぶり動静 南北関係言及なし
北朝鮮メディアは、金正恩委員長が7日、朝鮮労働党の重要な会議に出席したと伝えました。北朝鮮は、韓国への攻勢を強めていますが、南北関係への言及は伝えられませんでした。
8日付の労働新聞は、金委員長出席のもと党の政治局会議が7日に開かれたと伝えました。金委員長の活動が伝えられるのは、15日ぶりです。
会議では化学工業の発展や平壌市民の生活保障について話し合ったとしていて、経済を立て直す姿勢を強調する狙いがありそうです。
北朝鮮は、韓国の脱北者団体が金委員長を批判するビラをまいたことに反発し、先週、南北の共同連絡事務所を撤廃すると表明したばかりです。7日の会議で南北関係への言及は伝えられていませんが、韓国政府が8日朝、連絡事務所に電話連絡を試みても応答がなかったということで、北朝鮮はさらに攻勢を強めるとみられます。