香港への「国家安全法」の導入を巡り、アメリカのトランプ大統領が中国へ制裁を科すと表明したことに中国国営メディアは激しく反発しています。

中国共産党の機関誌、「人民日報」は３１日に論評を掲載し、香港に約束された高度な自治が「国家安全法」により損なわれるとするアメリカ側の主張はデマだと指摘。「一国二制度を悪意をもって歪曲している」と激しく反発しました。

その上で詳しくは明らかにしなかったものの「外部の干渉に対する準備はすでに整えており、強力な措置をもって反撃する」として、トランプ政権が制裁を実行すれば対抗措置をとる姿勢を改めて強調しました。