自民「国家安全法」への非難決議とりまとめ
中国の全人代で香港の反政府デモなどを取り締まるための「国家安全法」の導入が採択されたことについて、自民党が29日、非難決議をとりまとめました。
自民党の外交部会などがとりまとめた決議では「国家安全法」の導入が採択された事について「香港の制度を50年間維持するという制度の根幹を中国側の一存により途中で変更することは由々しき事態だ。決して看過することはできない」と非難しています。
その上で「香港に関わることは香港立法会において民主的に審議するべきだ」と指摘しました。
また、習近平国家主席の国賓としての来日については慎重に検討するよう、日本政府に要請しています。
自民党・中山外交部会長「(安倍)総理にはまさに私たちの思いを受けていただいて、しっかりとしたメッセージ、発信をしていただきたい」
自民党の決議を受けとった菅官房長官は「真摯に受けとめたい」と述べたということです。