キーウ近郊「バンクシー」作品はぎ取られる…犯人グループ「建物が取り壊され、絵がなくなってしまうのではないかと」
ロシアによる侵攻が続くウクライナの首都キーウ近郊で、正体不明の覆面アーティスト「バンクシー」の作品が描かれた住宅の壁がはぎ取られる事件がありました。
黄色い壁の一部がはぎ取られ、レンガがむき出しになった住宅。
ロイター通信によりますとキーウ近郊で2日、住宅の壁に描かれていたバンクシーの作品をはぎ取って持ち去ろうとしていたグループが、通報で駆けつけた警察により取り押さえられました。
犯人グループは動機について、「建物が取り壊され、絵がなくなってしまうのではないかと思った」と話しているということです。
はぎ取られた作品は警察が保管していて、損傷は確認されていません。
バンクシーをめぐっては、ロシアの侵攻で大きな被害をうけたキーウ近郊の町などで先月、複数の作品が見つかっています。