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ラマダン開始もイスラエル軍の攻撃続く パレスチナ側24時間で67人死亡か

2024年3月12日 12:07

イスラム教徒にとって神聖な断食月・ラマダンが始まりましたが、イスラエル軍は攻撃を続けています。パレスチナ側は、この24時間で67人が死亡したとしています。

ガザ地区では、イスラム教の断食月・ラマダンが始まった11日にかけてもイスラエル軍による攻撃が続いています。

ガザ地区保健当局によりますとこれまでに67人が死亡し、106人がケガをしたということです。

国連のグテーレス事務総長は、イスラム教徒にとって神聖な期間であるラマダン中に攻撃が行われたことを非難し、改めて戦闘の停止を呼びかけました。

国連・グテーレス事務総長
「世界の目が、歴史の目が見ている。目をそらすことはできない。防げるはずの死をこれ以上、増やさないために行動しなければならない」

また、事務総長は、イスラエルが準備を進めるガザ地区の最南部ラファへの侵攻について、「ガザの人々をさらに深い地獄へと陥れかねない」と警告しました。

国連がガザ地区では数十万人が深刻な食料不足により飢餓寸前にあると警告するなか、各国が空から支援物資を投下しています。

ただ、パラシュートが開かず住民を直撃する事故もおきていてこれまでに5人が死亡したと報じられています。