台湾“IT大臣”デジタル化「異世代協力」
台湾の新型コロナウイルスの感染対策で注目されたIT部門のトップがオンラインで会見し、行政のデジタル化に向けては「異なる世代の人が協力することが大切」などと述べました。
唐鳳政務委員「既存のものを全てなくしてしまえばいいというわけではありません。(デジタル化に向けては)必ず複数の方法があるのです」
台湾でIT担当の閣僚に相当する唐鳳氏は、マスクの在庫を地図上で確認できるアプリの運用を進め、台湾での新型コロナウイルスの感染拡大防止に重要な役割を果たしたとして注目されています。
27日に行われたオンライン会見で、唐鳳氏は、行政のデジタル化を進めるためには、「以前の方法を完全になくしてしまうのではなく、異なる世代の人同士が協力して、誰一人取り残されないようにする方法を考えることが大切」などと述べました。
また、マスクアプリの開発については、試行錯誤を繰り返し、官民が協力してできた成果だと強調しました。