WSJ記者の勾留…さらに2か月延長 ロシア
ロシアでスパイ罪で起訴されたウォール・ストリート・ジャーナルの記者について、モスクワの裁判所は、勾留期間をさらに2か月延長することを認める決定をしました。
ウォール・ストリート・ジャーナルのモスクワ支局記者、ゲルシュコビッチ氏は今年3月、エカテリンブルクで、「アメリカの指示に従って軍事産業の国家機密を収集するスパイ活動をした」などとして拘束・起訴されました。
しかし、裁判は開かれないままモスクワの裁判所は28日、ゲルシュコビッチ氏の勾留を1月30日までさらに2か月間、延長することを認める決定をしました。
これに対してウォール・ストリート・ジャーナルは「不当に勾留されている。自由な報道に対する非道な攻撃だ」とする記事を掲載しました。
別のアメリカメディアは7月、「米露が記者を含む拘束者の交換交渉を行っている」と報じていました。