潜水艇「タイタン」捜索開始前に大破か 一部発見“5人全員死亡”
つい先ほどアメリカの沿岸警備隊は、北大西洋に沈没した豪華客船、「タイタニック号」の近くで今月18日から消息不明になっていた潜水艇の一部を発見したと発表しました。乗っていた5人は全員死亡したとみられています。中継です。
潜水艇「タイタン」が消息を絶ってから丸4日、乗っていた5人の生還はかないませんでした。
捜索を指揮してきた沿岸警備隊の幹部は、見つかった破片の状況などから海中で「大惨事が起きた」と語りました。
「タイタニック号」の残骸を探索する潜水艇「タイタン」は、アメリカのマサチューセッツ州から東におよそ1500キロ離れた北大西洋で18日から消息不明になっていました。
捜索を続けてきた沿岸警備隊は、つい先ほど会見を開き、22日の捜索で、無人探査機が「タイタニック号」の残骸からおよそ500メートル離れた地点で破片を発見し「タイタン」の一部と断定したと発表しました。
米沿岸警備隊「破片は(潜水艇の)耐圧室が大破したものと一致している」
「タイタン」には、イギリスの富豪やフランスの探検家ら5人が乗っていましたが、全員が亡くなったとみられています。
沿岸警備隊は、現場の状況などから本格的な捜索が始まる前にすでに潜水艇が大破していたとの認識を示しました。