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潜水艇不明 安全性に懸念示した社員、解雇されていた

2023年6月21日 23:16
潜水艇不明 安全性に懸念示した社員、解雇されていた

豪華客船「タイタニック号」の残骸を見に行くツアーの潜水艇が消息不明になって、およそ3日が経過しました。捜索を行ってる「アメリカ沿岸警備隊」の拠点があるボストンから、橋本記者が最新情報を伝えます。

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潜水艇が消息を絶ってから間もなく丸3日を迎えようとする中、懸命の捜索が続けられています。こうして世界中のメディアが集まり、捜索の一挙手一投足を速報で伝えている状況です。

カナダの哨戒機が現場海域から感知した「水中ノイズ」については、アメリカ海軍にも共有し分析を進めた上で、今後の捜索計画に役立てるとしています。

今回の潜水艇を用いた「タイタニック探索ツアー」は3回目ということですが、過去に事故があったという情報は今のところありません。

ただ、潜水艇の安全性については、5年前にツアー運営会社の当時の従業員らも懸念を示していたことが新たにわかりました。「タイタン」の開発段階で、男性社員が品質管理と安全性に懸念を示したところ、即刻解雇されたということです。

潜水艇に残された緊急用の酸素は、日本時間22日夕方に尽きるものとみられていて、捜索は時間とのたたかいを強いられています。

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