聞こえた“音”は「生存者を示す継続的な希望」も…タイタニック号観光で不明の潜水艇、捜索は難航<米ボストン中継>
豪華客船「タイタニック号」の残骸を見に行くツアーの潜水艇が消息不明になって、およそ3日が経過しました。捜索が行われているボストンから橋本記者が中継。
──現在の状況とこれまでに入っている最新情報は?
ボストンには、捜索を行っているアメリカの沿岸警備隊の拠点があります。現地の時刻は21日の午前3時半を過ぎたところですが、現在も24時間態勢で懸命の捜索活動が続けられています。現地メディアも何か動きがあった際には速報で伝えられるようスタンバイを続けている状況です。
先ほどCNNは、現地時間20日の捜索中に、水中からものを激しくたたくような音が30分おきに聞こえたことがアメリカ政府の内部文書で明らかになったと速報で伝えました。
──水中から音がしたということは、生存者がいる可能性もあるということでしょうか?
そうですね、アメリカ政府の内部文書には、水中から聞こえたものをたたくような音について「生存者がいることを示す継続的な希望だ」と記されているということです。ただ、どれくらいの長さの音だったかは不明だとしています。
また、沿岸警備隊によりますと、カナダの航空機が水中ノイズを検出し、ノイズの発生源を探るため、探査機による捜索を行ったということです。しかし、これまでのところ発見には至っておらず、捜索は難航しています。