韓国・尹大統領の拘束に乗り出すも難航 合同捜査本部
尹錫悦大統領による非常戒厳をめぐり、捜査を進めている合同捜査本部は3日午前、尹大統領の拘束に乗り出しましたが、大統領の警備を担う部隊などの抵抗があり、難航しています。
尹大統領をめぐり、内乱を首謀した疑いで拘束令状をとっていた合同捜査本部は3日朝、大統領を拘束するため、強制捜査に踏み切りました。
これに対し、大統領の警備を担う大統領警護庁はマイクロバスなどを大統領公邸の前に配備するなどして、捜査員らが敷地内に立ち入るのを一時、拒みました。
その後の協議で午前8時には捜査員らの立ち入りが認められましたが、敷地内で軍部隊や警護要員とのにらみ合いが続いているとも伝えられていて、これまでのところ拘束には至っていません。
合同捜査本部は今回の強制捜査に向けて大統領警護庁や大統領の支持者らとの衝突も懸念されたため、150人態勢という異例の規模で臨んでいますが、韓国メディアによりますと、さらに追加の人員も投入する構えで攻防が激しくなっています。
最終更新日:2025年1月3日 11:17