【速報】トランプ氏 指名受諾演説始まる 共和党大会
アメリカ大統領選挙に向けた共和党大会は最終日となる4日目を迎え、大統領候補に指名されたトランプ前大統領の指名受諾演説が始まりました。
銃撃事件後初めての演説で、トランプ氏がどのようなメッセージを発するのか。注目の演説はさきほど始まりました。
トランプ氏は演説で銃撃事件当日の状況について詳細に振り返り、アメリカ国民に対し団結を呼びかけます。トランプ氏の演説はバイデン大統領などへの激しい個人攻撃が特徴ですが、今回は、個人攻撃は抑え、インフレや不法移民問題などバイデン政権の政策を批判することに重点をおきます。
そのうえで、自身が大統領選で勝利した場合は、物価を下げ国境に壁を建設し不法移民の強制送還を行うと訴えます。
外交ではロシアによるウクライナ侵攻や、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘など、全ての国際危機を終わらせると強調します。
銃撃事件後、自ら大幅に内容を書き換えたという今回の演説。
トランプ氏の二男のエリック氏はアメリカメディアに「死と隣りあわせの経験をしたことで何が大切で何をレガシーとして残したいかに気づいた」と述べ、「トランプ氏の人生観が変わった」と指摘しています。
分断をあおるのではなく、アメリカ国民に団結を呼びかけ、新たなトランプ像をアピールすることで、大統領選に向けこれまでトランプ氏を敬遠してきた穏健派や無党派層を取り込む狙いがあるとみられます。