バイデン氏、主要閣僚候補“お披露目会見”
アメリカで政権移行を進めるバイデン氏は24日、外交安全保障を担う閣僚候補らと会見を開き、「アメリカの世界的、道徳的リーダーシップを取り戻す」と訴えました。
バイデン氏「アメリカが戻ってきたことを示すチームだ。世界をリードする準備はできている」「彼らがアメリカの世界的リーダーシップ、道徳的リーダーシップを取り戻す」
バイデン氏は、国務長官候補のブリンケン氏や気候変動問題担当の大統領特使に起用したケリー氏らを前に、「再び世界の先頭に立つ」と決意を示しました。中でも「私の気候変動との戦いへの強い決意を過小評価してほしくない」と訴え、地球温暖化対策を重視するバイデンカラーを強調しています。
国務長官に起用されるブリンケン氏も国際協調主義への回帰を訴えました。
ブリンケン氏「アメリカ1国では問題解決はできない。他国と協力していかなくてはいけない」
さらに、現在43歳の若さで国家安全保障担当の大統領補佐官に起用されるサリバン氏が、「同盟を再構築する」としたほか、黒人女性で国連大使に起用されるトーマスグリーンフィールド氏は、「多国間主義は復活した」「信頼関係を築き、意見の違いを解消する」と訴えました。