米とイスラエル、仲介役カタールとエジプトの4者協議、23日に仏パリで…ハマスとの戦闘休止に向け
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止に向け、イスラエルとアメリカ、仲介役のカタールとエジプトの4者協議が、23日にフランス・パリで行われる見込みだとイスラエルメディアが伝えました。
イスラエルメディアによりますと、アメリカのCIA=中央情報局のバーンズ長官やイスラエルの情報機関モサドの長官のほか、仲介役のカタールの首相、エジプトの情報庁長官らが23日、フランス・パリを訪れ、戦闘休止と人質解放に向けた協議を行う見込みだということです。パリでの4者協議は、先月も行われていました。
イスラエル軍が、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続ける中、戦時内閣のメンバーのガンツ前国防相は21日、ハマスとの交渉について、「前進を示す初期の兆候がある」と明らかにしました。
ただ、ガンツ前国防相は、来月10日ごろから始まるイスラム教の断食月・ラマダンまでにハマスが人質を解放しなければ、140万人以上が身を寄せているガザ地区南部のラファでも攻撃を行うと述べていて、予断を許さない状況が続いています。