中国 映画「モンハン」差別批判で“中止”
中国で上映が始まったハリウッド映画「モンスターハンター」が、俳優のセリフが人種差別的だとの批判がSNS上で上がり、上映が一旦中止されています。
「モンスターハンター」は日本や中国でも人気のゲームを実写化した映画で、中国では4日に公開が始まりました。批判を集めているのは男性俳優が「俺の膝を見てくれ」と話すシーンで、別の俳優が「どんな種類の膝?」と聞き返すと「チャイニーズ」と答えているセリフです。
このセリフが膝を意味する英単語「ニーズ」を中国人を指す「チャイニーズ」にかけ、中国人を揶揄するアメリカの歌を連想させるとして中国のSNS上では差別的なセリフだなどと批判が相次ぎました。香港メディアによりますと、これを受けて中国での上映は一旦中止されています。
制作を手がけたドイツの会社は「差別の意図は全くなかった」と謝罪しセリフを削除した別バージョンを用意したということです。