ウクライナ軍が“ロシア軍拠点”奪還を発表 東部ドネツク州 ゼレンスキー大統領「旗はさらに増えるだろう」
ロシア軍が拠点にしていたウクライナ東部ドネツク州の町リマンをウクライナ軍が奪還したと発表しました。ロシアは4つの州の併合を宣言していますが、東部地域の完全掌握はいっそう困難な状況です。
ウクライナ軍が1日に公開したドネツク州リマンでの映像では、ウクライナ兵が町の庁舎前でこの地域を奪還したことを宣言し建物の屋上からロシアの旗を投げ捨てている様子が確認できます。
ロシア国防省も1日、ウクライナ側に包囲されるとして、リマンから撤退したと発表しています。
ロイター通信によりますと、リマンはドネツク州でのロシア軍の後方支援などの拠点で、ウクライナ側が奪還に成功すれば、先月、北東部ハルキウで電撃的に反転攻勢に出て以来の成果になるとみられていました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、「ウクライナの旗は東部ドンバス地方で1週間後にさらに増えるだろう」と述べています。
ロシアはウクライナの4州の併合を宣言していますが、ウクライナ軍は勢いを増しているとみられ、ロシアによる東部地域の完全掌握はいっそう困難な状況です。