ゼレンスキー大統領、奪還した要衝の街を訪問 国旗を掲揚し兵士ねぎらう
ウクライナのゼレンスキー大統領が14日、ロシア軍から奪還した北東部の要衝イジュームを訪問しました。
ウクライナ軍が奪還したハルキウ州イジュームを訪問したゼレンスキー大統領は、戦闘で犠牲になった人に黙とうをささげたほか、街の広場に国旗を掲揚し、兵士らをねぎらいました。
ゼレンスキー大統領「この光景は衝撃的だが、私にとっては衝撃ではない。私たちはブチャでも同じ光景を見たからだ。同じように破壊された建物、殺された人々を見た」
地元議員によりますと、イジュームではこれまでに住民1000人ほどが死亡したということです。また、イジューム近郊の町では、ロシア軍が警察署に拷問のための施設をつくり、少なくとも40人が収容されていたと警察幹部が明らかにしました。
ロシア側から奪還された地域では、いまも水道やガスなどのインフラの多くが破壊されたままだということで、復旧に向けた作業が急ピッチで進められています。