×

戦闘休止と人質解放交渉 ハマスに早期合意を要請 米・ブリンケン国務長官

2024年5月1日 5:53
戦闘休止と人質解放交渉 ハマスに早期合意を要請 米・ブリンケン国務長官

イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦闘の休止と人質解放をめぐる交渉について、アメリカのブリンケン国務長官はハマスに対し「もう言い訳は通用しない」として早期に合意を決断するよう求めました。

ブリンケン国務長官「イスラエルは妥協する意思を見せた。今はハマス次第だ。もう遅延や言い訳は通用しない。行動する時だ」

ブリンケン国務長官は先月30日ハマスに対しイスラエルの提案を受け入れるよう迫り、「今後、数日以内で、合意案がまとまることを望む」と期待感を示しました。ブリンケン長官は、1日、イスラエルでネタニヤフ首相らと対応を協議することにしています。

こうしたなか、ネタニヤフ首相は、先月30日、パレスチナ自治区ガザ地区に拘束されている人質の家族に面会した際、ハマスとの戦闘休止をめぐる合意が成立するかどうかにかかわらず、ラファに侵攻し、ハマスを壊滅するという方針を示しました。この発言でこれまで恒久停戦を求めてきたハマス側が反発し、歩み寄りが難しくなる可能性もあります。