ウクライナ外相、中国に“停戦”働きかけ要請
中国の王毅外相は1日、ウクライナのクレバ外相と電話会談し、ロシアとの交渉を通じた問題解決を求めました。一方、クレバ外相は停戦に向けた働きかけを中国側に求めました。
中国外務省によりますと、王毅外相は、ロシアとウクライナの戦闘について「たいへん残念に思う」と述べた上で、「交渉を通じ問題を解決するよう求める」との中国の立場を改めて強調しました。
その上で、「民間人の被害を非常に憂慮している」として、人道支援の必要性にも言及したということです。
一方、クレバ外相は、戦争の終結が最優先だとして、「停戦実現に向け、中国の仲裁に期待する」と述べたということです。
中国はロシアへの批判を一貫して避けていますが、国際的な批判が高まる中、ウクライナにも配慮する姿勢をアピールする狙いがあるとみられます。