文在寅大統領 外相に前国家安保室長を指名
韓国の文在寅大統領は、アメリカのバイデン政権の発足に合わせるかたちで康京和外相を交代させ、前の国家安保室長を後任に指名しました。
20日、文大統領は2017年の政権発足時から3年半、外相を務めた康氏を交代させ、新たな候補に鄭義溶氏を指名しました。
鄭氏は文政権発足時から去年7月までの3年間、大統領府の外交・安全保障を統括する国家安保室長を務め、米朝交渉などに関わってきました。
アメリカのバイデン政権発足に合わせ交代させるかたちで、大統領府はこの人事について「韓米同盟を強化して中国・日本など主要国との関係も、円満に解決していくだろう」と説明しています。
日韓関係については、いわゆる元徴用工や元慰安婦をめぐる問題など、大きな懸案を抱える中で外相が交代することになります。