バイデン氏、追加予算で共和党議員らと協議
アメリカで新型コロナウイルスの追加の経済対策法案の成立を急ぐバイデン大統領は1日、予算規模の縮小を求める野党・共和党の議員らをホワイトハウスに招き、対応を協議しました。
バイデン大統領と会談したのは、独自案を示した共和党の上院議員らです。議員らは、バイデン政権が掲げる総額1.9兆ドル(約200兆円)規模の対策を、3分の1以下の6000億ドル程度に縮小し、国民1人あたりの現金給付も1400ドルから1000ドルに減額することを提案しています。
共和党・コリンズ上院議員「非常に良い意見交換だったが、今夜、合意したとは言えない」
終了後、共和党議員は「生産的な会談だった」と振り返りましたが、会談の内容は明らかにしませんでした。
一方、ホワイトハウスは声明で、「大統領は超党派での可決を希望している」としながら、「緊急の危機対応を遅らせることはしない」として、民主党単独での法案の可決も示唆し、共和党側に歩み寄りを求めました。