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上院決選投票控え大幅↓ダウ、382ドル安

2021年1月5日 8:35

4日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、南部・ジョージア州での上院の決選投票を翌日に控え、利益を確定するための売りが出やすく、ダウ平均株価は大きく値を下げて取引を終えています。

4日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の週の終値から382ドル59セント値を下げ、3万0223ドル89セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も189.84ポイント下げて、1万2698.45で取引を終えています。

翌日にジョージア州での上院2議席の決選投票が行われますが、どちらが勝利するかで経済政策への影響を与えるため、この日は不透明感から売りが優勢となりました。

また、年末にダウ平均が過去最高値を更新するなど、最高値圏で推移していることから、利益を確定するための売りも出やすくなりました。

さらに、週末に新型ウイルスの感染者数が過去最多を更新したほか、複数の州で変異ウイルスが確認されるなど、先行きへの懸念が高まっていることも投資家心理の重荷となり、ダウ平均の下げ幅は700ドルを超える場面もありました。

市場関係者は、「ジョージア州の決選投票で2議席とも民主党が獲得すれば、バイデン新政権の看板政策の実現可能性が高まることになるため、まずは結果を注視している」と話しています。