ハイテク株けん引 ダウ反発139ドル高
29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は決算発表を控える主力のハイテク株が期待感から買われ、ダウ平均株価は5営業日ぶりに反発して取引を終えています。
29日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から139ドル16セント値を上げ、2万6659ドル11セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も180.73ポイント上げて、1万1185.59で取引を終えています。
この日は、取引終了後にIT大手の「アップル」などの決算発表を控え、業績への期待感から主力のハイテク株が大きく買われ、相場をけん引しました。
また、この日発表されたことし7月から9月期のアメリカのGDP(=国内総生産)の速報値や先週1週間の失業保険の申請件数が市場予想よりも良い内容となったことも、投資家心理の支えとなりました。
前の日に大きく売られた反動による買い注文も入りやすく、ダウ平均は反発して取引を終えています。市場関係者は、「主要企業の決算発表を終えて、あす以降は大統領選に向けて状況を注視する展開となるだろう」と話しています。