ハイテク株売られ…NYダウ405ドル安
10日のニューヨーク株式市場は、主力のハイテク関連株が朝方は買われていたものの、午後に入り大きく売られたことなどから、ダウ平均株価は反落して取引を終えています。
10日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日比405ドル89セント安の2万7534ドル58セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も221.97ポイント下げて、1万0919.59で取引を終えています。
この日は前の日に続き、朝方は「アップル」や「マイクロソフト」といった主力のハイテク関連株が買われ、上げ幅は、一時230ドルを超えました。ただ、ハイテク関連株の買いの勢いは続かず、午後に入ると、下落に転じたことで、ほかの銘柄にも売りが波及しました。
また、与党・共和党が提案した追加の経済対策案が、議会上院で事実上否決されたことで、景気の先行きへの懸念が強まり、ダウ平均の下げ幅は490ドルを超える場面もありました。
市場関係者は「ハイテク関連株は先週までにすでに大きく上げていたため、買いの勢いが続きにくい状況になっている」と話しています。