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NYダウ470ドル高 過去最高値更新

2020年11月17日 8:03

16日のニューヨーク株式市場は新型コロナウイルスのワクチンについて、臨床試験で前向きな結果が出たと発表されたことから、ダウ平均株価は過去最高値を更新し、3万ドルに迫る勢いで取引を終えました。

16日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から470ドル63セント値を上げ、2万9950ドル44セントと、過去最高値で取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も94.84ポイント上げて、1万1924.13で取引を終えています。

この日の取引開始前に、アメリカのバイオ医薬品メーカー「モデルナ」が、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、臨床試験で94.5%の有効性が確認されたとの暫定結果を発表しました。これを受け、経済活動の正常化につながるとの期待が高まり、景気に敏感とされる資本財やエネルギー関連銘柄を中心に買いが広がりました。

ダウ平均は、新型ウイルスの感染拡大前の今年2月につけた過去最高値を更新し、3万ドルの大台まであと50ドルほどに迫り、取引を終えました。

市場関係者は、「3万ドルの大台突破は視野に入っているが、足元で新型ウイルスの感染が再び拡大する中、外出制限などの動きが出ていることを市場は懸念している」と話しています。

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