英“アストラ”ワクチン子どもへの治験開始
イギリスのオックスフォード大学では、アストラゼネカと共同開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、世界で初めて子どもへの効果を調べるための臨床試験が始まりました。
オックスフォード大学では、16日、ボランティアに応募した16歳の少女が保護者に付き添われて臨床試験に参加しました。
今回の臨床試験は6歳から17歳までが対象で、アストラゼネカのワクチンの有効性を調べます。この年齢層を対象にした新型コロナウイルスワクチンの臨床試験は、世界で初めてだということです。
子どもは新型ウイルスに感染しても重症化しにくいことが分かっていますが、どの程度人にうつしやすいかは明らかになっていません。オックスフォード大学は「子どもにワクチン接種を行うことで、子どもを介したウイルスの蔓延(まんえん)を抑えられる可能性もある」としています。