露ワクチン臨床試験で“重症化いなかった”
ロシアが承認し大規模接種が始まった新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」について、ロシアは、最終的な臨床試験でワクチン接種を受けた人の中に重症化した人はいなかったと発表しました。
ロシアでは、ワクチン「スプートニクV」の最終的な臨床試験が続く中、大規模接種が始まっていましたが、ロシア直接投資基金は14日、試験の結果を発表しました。
それによりますと、試験に参加した2万2714人のうち、ワクチンを2度接種した被験者と接種しない被験者を比較した結果、91.4%の予防効果が確認されたということです。
また、実際にワクチンを接種して陽性になったのは16人で、重症化した人はいなかったとしています。
ロシアは「スプートニクV」の予防効果が証明できたとして、今月中にもアルゼンチン、年明けには主要国でも承認手続きの申請を始めるとしています。