米中外交トップの会談始まる 初の対面形式
アメリカと中国の外交トップによる初めての対面形式の会談が18日、アメリカ北西部アラスカ州で始まりました。
日本と韓国を訪れていたアメリカのブリンケン国務長官は、日本時間の午前3時前、現地に到着しました。会談には、アメリカ側からブリンケン長官のほか、国家安全保障問題担当のサリバン大統領補佐官が、中国側からは、楊潔チ政治局員と王毅外相が出席します。会談は、2日間の日程で断続的に行われる予定です。
ブリンケン長官は今回の会談にあたり、ウイグル族への人権侵害や香港の弾圧など、「中国の行動への多くの懸念を伝える」と述べています。
またブリンケン長官は、「協力できる分野があるかどうかも探る」としていて、気候変動など個別の議題についても、意見が交わされる見通しです。
※楊潔チの「チ」は竹かんむりの下にがんだれと「虎」