移民の一時収容施設で感染拡大の恐れ 米
アメリカ南部の国境に移民が押し寄せている問題で、移民の一時収容施設で新型コロナウイルスの感染が広がっている恐れがあり、対策を求める声が上がっています。
アメリカ南部のメキシコとの国境沿いでは、連日、中南米出身の移民が入国を試みています。特に子どもは追放されずに保護されることから、子どもだけで国境を越えるケースもあるとされ、25日時点で国境警備当局が約5500人の子どもを拘束しています。
子どもらの一時収容施設は過密な状態で、NBCによりますと、国境警備当局の施設から移送された子どものうち、100人あまりが新型ウイルスに感染していたということです。
移民問題に詳しいメリッサ・ロペス弁護士「大きな問題は、国境警備当局が新型ウイルス検査を行っていないこと。パンデミックが収まっていない中、子どもたちの検査は必要です」
トランプ政権時代から一転、移民の受け入れに寛容なバイデン政権は、対応を迫られています。