米 アストラ社ワクチン、他国提供を検討
アメリカのホワイトハウスは26日、すでに確保しているアストラゼネカの新型コロナウイルスのワクチンについて、他国への提供を検討している、と明らかにしました。
サキ報道官「バイデン政権はアストラゼネカのワクチンの提供を検討している」
ホワイトハウスのサキ報道官は、アメリカ国内で他社のワクチンが十分確保できているとして、今後、FDA(=食品医薬品局)が承認すれば、アストラゼネカのワクチンを数週間以内に1000万回分、さらに、来月から6月にかけて5000万回分、あわせて6000万回分を他国に提供できるとの見通しを示しました。
今月29日に発足100日を迎えるバイデン政権は、この日までの接種目標を当初から倍増させて2億回分とするなど、急ピッチで接種を進めています。
こうした状況を受け、サキ報道官は「今後、数か月間はアストラゼネカのワクチンを使う必要がない」としています。