米 5月の消費者物価指数、前年比5%上昇
新型コロナウイルスの感染が落ち着き、経済が急速に回復しているアメリカで、5月の消費者物価指数が12年9か月ぶりの高い伸びとなりました。
アメリカの労働省が10日発表した5月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて5.0%上昇しました。2008年8月以来、12年9か月ぶりの高い伸びです。
項目別では前の年に比べてガソリンが56.2パーセント、中古車が29.7パーセントと大幅に値上がりしたほか、食品も2.2パーセント上昇しています。
日本食材雑貨店マネジャー「うちで取り扱っているような食品もかなり上がっていて、このあとも夏前に(値段が)上がるという話がどんどん出ている状況」
ニューヨーク市内の日本食材雑貨店では、輸送コストの高騰などで値上げせざるを得ない状況だということです。
経済活動の再開に伴ってモノやサービスの需要が急拡大する一方で、人手不足などから供給が追いついていないことも物価高騰の要因となっています。