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日本人親子ら死傷事件で初公判 犯行動機など明らかになるか注目

2025年1月9日 21:58
日本人親子ら死傷事件で初公判 犯行動機など明らかになるか注目

去年、中国・江蘇省の蘇州市内で、日本人の親子らが男に切り付けられ死傷した事件で、殺人などの罪で起訴された男の初公判が9日、行われました。犯行動機などが明らかになるかが注目されています。

江蘇省の蘇州市内で去年6月、日本人学校のスクールバスを出迎えていた親子らが男に刃物で切り付けられた事件では、日本人の親子がケガをし、バスの案内係をしていた胡友平さん(当時54歳)が男を阻止しようとして刺され、死亡しました。

中国当局は50代の中国人の男を殺人と殺人未遂の罪で起訴していましたが、9日、男の初公判が蘇州市の地裁にあたる中級人民法院で行われました。裁判は上海にある日本総領事館の岡田勝総領事らが傍聴しましたが、報道機関には公開されませんでした。

中国側は事件について、「日本人を狙ったものではない」との見方を示していますが、詳しい説明はしておらず、裁判を通じて犯行動機などが明らかになるかが焦点です。

中国では去年9月にも深セン市で日本人学校に通う男子児童が男に刃物で刺され死亡する事件が起きていて、拘束された男はすでに起訴されていますが、初公判の日程などは明らかになっていません。

最終更新日:2025年1月9日 22:05