中国・蘇州市日本人親子ら死傷事件 きょう初公判
去年、中国・江蘇省の蘇州市内で日本人の親子らが男に切り付けられ死傷した事件で、殺人などの罪で起訴された男の初公判が9日に行われることがわかりました。
江蘇省の蘇州市内で去年6月、日本人学校のスクールバスを出迎えていた親子らが男に刃物で切り付けられた事件では、バスの案内係をしていた胡友平さん(当時54歳)が男を阻止しようとして刺され、死亡しました。
中国当局は去年11月に、事件当時52歳の中国人の男を殺人と殺人未遂の罪で起訴していましたが、日中外交筋によりますと、男の初公判が9日に蘇州市の地裁にあたる中級人民法院で行われるということです。外交関係者も裁判を傍聴する予定だということです。
中国側からはこれまで、事件の背景についての詳しい説明はありませんが、犯行の動機などが裁判の中でどこまで明らかになるのかが注目されます。
最終更新日:2025年1月9日 1:11